アナ雪2は「ミュージカルファンタジー映画」なので、登場人物の声優を担当する女優や俳優が担当する主題歌や劇中歌は作品の大きな魅力のひとつです。
前作のアナと雪の女王では、主題歌のレット・イット・ゴー~ありのままで~が大ヒット!
サビの部分なんかは聞けばすぐに「アナ雪の歌だ!」とわかるくらいTVラジオ、街中の至るところで流れていましたし、アナ雪=レット・イット・ゴー(レリゴー)とすっかりイメージが定着しました。
アナ雪2の主題歌は前作のイメージに押されてしまうのではないかと、ちょっと心配していましたが・・・全く心配いりませんでしたね。
アナ雪2の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン(Into The Unknown)~心のままに」は曲調、歌詞、テーマ、全て良い意味で期待を裏切ってくれました!
前作同様、上映開始以降様々なメディアでインティ~が流れていて、耳にしない日はないほどです。
ただ、国内で流れている主題歌は高確率で日本語版。
アナ雪2は日米同時公開なので、主題歌は当然ながら英語版(アメリカ)があります。
主題歌の英語版(アメリカ)の歌手は誰なのか、そして主題歌と同じくらい注目を集めているED曲の歌手中元みずきさんについてご紹介します。
目次
アナ雪2主題歌の英語版(アメリカ)の歌手は誰?
[5月30日]
Happy Birthday Idina🎉✨😆✨🎊#イディナ・メンゼル#IdinaMenzel
1971年生まれの48歳✨
女優、歌手代表作…
「#アナと雪の女王」のエルサ役
「#魔法にかけられて」の
ナンシー・トレメイン役
「#glee/#グリー」の
シェルビー・コークラン役 など pic.twitter.com/inREFEPVri— 海外セレブの誕生日 (@aya_celeb_birth) May 30, 2019
アナ雪2主題歌の英語版を歌っているのは、本国オリジナルキャストのイディナ・メンゼル(イディナ・キム・メンゼル)という女優さんです。
1971年5月30日生まれで、アメリカ生まれのユダヤ人で、アナ雪2公開時の2019年11月時点で48歳です。
イディナ・メンゼルは、ブロードウェイ・ミュージカル映画「レント」でトニー賞助演女優賞、舞台作品「ウィケッド(Wicked)」でトニー賞主演女優賞を受賞しています。
トニー賞は、主にアメリカの演劇やミュージカルに関する賞で、アメリカの演劇界ではこの受賞は大変名誉なことだとされているので、それを2つも受賞している彼女は相当な実力派です。
主にミュージカル作品で活躍しているイディナ・メンゼルは歌手としても評価が高く、過去2枚のアルバムもリリースしているほどです。
実は彼女、前作のエルサの声優を担当しており、劇中歌「レット・イット・ゴー」を歌いましたが、アナ雪2でも同じく、エルサの声優と主題歌の療法を担当しました。
主題歌の曲調や歌詞の雰囲気が前作と比べてがらりと変わっても違和感を感じなかったのは、アナ雪2でもエルサの声優を担当し、主題歌も歌うという「変わらないキャスティング」の効果が大きいのではと思います。
私生活では、2013年に息子が一人いるシングルマザーとなりましたが、2017年に、トニー賞助演女優賞を受賞したミュージカル映画「レント」で共演したアーロン・ローアという俳優と再婚しています。
2017年といったら当時彼女は46歳でシングルマザー。
女優としても勿論、女性としてもぴかぴかに輝着続けていますね!
日本語版主題歌の歌手は誰?
アナ雪2主題歌の日本語版の歌手は、前作同様松たか子さんです。
松たか子さんも、前作のアナ雪ではエルサの声を担当し主題歌も歌うという、英語版(アメリカ版)と同じパターンのキャスティングです。
松たか子さん現在42歳。
40代で既婚、子供が一人いて、長らく舞台や映像、映画と幅広いジャンルで活躍されている実力派である点が、イディナ・メンゼルとよく似ていますね。
旬のアイドルを起用したりしないところが、幅広い年齢層に支持される理由の一つだと思います。
主題歌の歌詞は?日本語版と英語版のフルを知りたい!
アナ雪2の主題歌の歌詞の英語版と日本語版を一度で見られるおすすめサイトはこちら。
アナ雪2のED曲を歌っている中元みずきさん所属の、ユニバーサルミュージックジャパンのサイトなので、安心して見られます。
アナ雪2の日本語版歌詞のみならこちらでも見ることができます。
サビの部分は耳につくので自然と記憶に残っていますが、フルの歌詞となるとどんなだったかな?と思うこと、ありますよね。
カラオケで歌いたい場合は、事前にざっと歌詞を見て知っているだけでも歌いやすさが断然違います。
アナ雪2主題歌のED曲の中元みずきが下手って本当?
🔴FNS歌謡祭第1夜🔴
放送中📺中元みずきさん、ありがとうございました!
ハッシュタグ #FNS歌謡祭 を付けて
みなさんツイートしてね!#中元みずき#イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに(エンドソング)#ディズニー#アナと雪の女王 pic.twitter.com/sMSq38Kf7J— 2019 FNS歌謡祭【公式】 (@fns_kayousai) 2019年12月4日
アナ雪2のED(エンディング)曲を歌っているのは、無名の新人だった中元みずきさんです。
ネット上では、彼女が歌うED曲「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」が下手だという噂がちらほら目に付きます。
中元みずきさんは本当に歌が下手なのかといえば、私は下手だとは思いませんでした。
しっかりした声量と、堂々と歌う様子は、ディズニーのエンドソングオーディションを勝ち取っただけのことはあります。
調べてみると、中元みずきさんが下手だと言われてしまう理由がありました。
感情がこもっていない
という意見が一番多く見られます。
中元みずきさんが歌うエンドソングは、松たか子さんが歌う主題歌と同じ曲、同じ歌詞です。
同じものを歌うとなれば、どうしても比べられてしまいますよね。
知名度や歌や舞台などの表現者として、人生の経験値は、単純にいって松たか子さんのほうが断然上です。
というのも、年齢が、中元みずきさんが19歳(2000年4月28日生)に対して、松たか子さんは42歳(1977年6月10日生)と差があります。
人生や経験値の厚みの違いが、表現力に影響するのは避けられないことでしょう。
そして、これは偶然かもしれませんが、前作でも、日本語ED曲を担当したMay J.さんは、主にネット上で「下手」「カバー曲ばかり歌っている」「ドヤっている」など散々叩かれていました。
この時の比較対象はやはり、同じ歌を劇中歌として歌った松たか子さんです。
松たか子さんの歌唱力と表現力は誰もが認めるものですから、勝てる人などいないのかもしれません。
中元みずきさんも、きっと相当なプレッシャーを背負っている事と思いますが、歌手として大きく飛躍するチャンスを手にしたとも言えますね。
今後の活躍に注目したいと思います。
ED曲の歌手の中元みずきってどんな人?
アナ雪2のED曲の歌手に抜擢された中元みずきさんは、広島出身、2000年4月28日生まれの19歳の女性です。
5歳の頃から歌手を目指し、当時通っていた保育園の園長先生の勧めにより、広島のアクターズスクールで歌とダンスのレッスンをスタートさせます。
アクターズスクール広島といえば、地方校でありながら、Perfumeの3人やその他多くのアーティスの出身校であることで有名ですね。
中元さんはここで、プロのアーティスト養成スクールで有名な「EXPG STUDIO BY LDH」の大阪校の特待生として迎えられるほどの実力をつけました。
驚くべきことに、彼女は当時中学生。
広島在住だった彼女は、この養成スクールに通うために、家族も一緒に大阪に引っ越ししています。
EXPG STUDIO在籍中は、多くのアーティストのツアーサポーターとして更に実力をつけて、高校進学のタイミングでEXPG STUDIOを卒業。
更に大阪から東京に、またも一家で引っ越ししました。
家族が住むところを変えてでも、中元さんを一丸となってバックアップしたんですね。
上京後は通信制の高校に通いながら、VOAT(ヴォーカルアカデミーオブ東京)にも通いました。
ここでは高校の勉強、ヴォーカルの勉強の他にも、オーディションを次々受けたりアルバイトをしたりと、決して楽ではない日々を過ごします。
そして2019年、ユニバーサル ミュージック開催の「女性アーティストオーディション」の最終審査を通過します。
その後、ディズニーのアメリカ本社によるアナ雪2のエンドソングオーディションを受け、合格を勝ち取ったというわけです。
ユニバーサルミュージックは、アメリカのユニバーサルミュージックグループの日本法人で、こちらの所属アーティストになるということはイコールバックが大きいとも言えます。
そのため、中元みずきさんはユニバーサル所属アーティストだから、アナ雪2という大きな作品のED歌手に選ばれたんだろうという邪推も飛び交っています。
ちなみに、ディズニーがデビュー前の新人を起用するのは初めてのことなんだそうで、この点も中元みずきさんが注目を浴びる大きなポイントとなっています。
ED曲の英語版は誰が歌っているの?
アナ雪2のED曲の英語版は「パニック!アット・ザ・ディスコ」が歌っています。
話題のMVはこちら
パニック!アット・ザ・ディスコ(Panic! at the Disco)は、アメリカのロックバンドです。
正確に言えば「バンドでした」。
当初6名いたメンバーは様々な事情で脱退していき、現在は「パニック!アット・ザ・ディスコ」のメンバーはブレンドン・ユーリー (Brendon Urie)一人です。
過去、ライブではサーカス団とコラボしたり、MV(ミュージックビデオ)をミュージカル風な作りにするなど、「聞いて」「見て」楽しめるのが魅力でした。
エンターテイメント性の高さは今も健在で、パニック!アット・ザ・ディスコぼアナ雪2のED曲MVは、映画公開早々にYouTube上で500万回以上もの再生回数を突破し、今も再生回数は右肩上がりです。
現メンバーであるブレンドン・ユーリーは、一人でボーカル、ギター、キーボード、ピアノ、ベースをこなし、精力的に活動しています。
ロックなイントゥ・ジ・アンノウンは、ヴォーカルが男性ということもあって力強く壮大です。
映画を見終わってストーリーを把握してから聴くこのED曲は、ストーリーにとても合っていると感じます。
まとめ
アナ雪2主題歌の英語版の歌手や歌詞についての情報を調べてみると、日本語版の歌手との意外な共通点や、ED曲の歌手の意外性などがわかって、アナ雪2をより深く楽しめます。
アナ雪2主題歌の英語版の歌手のイディナ・メンゼル、ED曲の歌手パニック・ザ・ディスコは、アメリカでは有名でも日本や他の海外では知っているという人が少なかっただろうと思います。
アナ雪2ED曲を担当している中元みずきさんにしても、デビュー前の新人歌手だったので、知名度の点に置いてはほぼ無し。
アナ雪2は未知の素晴らしいアーティストを教えてくれる作品でもあるとも言えますね。
日本語版ED曲で注目を集めている中元みずきさんが下手という噂が本当かどうかは、専門家の批評ではなく個人の思いや好きずきによるところが大きい印象を受けました。
若くして成功したという面が大きくクローズアップされて、そこに至るまでの中元みずきさんの努力や積み重ねは、アナ雪2のED曲を歌ったことで徐々に表に出てくるのではないかと思います。
もしふんわりした根拠のない印象ややっかみによるところが大きいのであれば時間が解決してくれますし、年齢を重ねて上がる経験値が彼女の実力をより輝かせるのではないでしょうか。
今後の活躍も注目していきたいアーティストです。